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「代議士〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

代議士の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
猿蟹合戦」より 著者:芥川竜之介
った。そう云う中にたった一人、蟹のために気を吐いたのは酒豪《しゅごう》兼詩人の某代議士である。代議士は蟹の仇打ちは武士道の精神と一致すると云った。しかしこんな時....
予報省告示」より 著者:海野十三
なら、至急に、世界は協力して、氷河期対策調査事業を起すべきだと考えます。 (婦人代議士候補者) 〔読後感その四〕 また戦争だなどと、そんな不吉なことをいうなよ。(懲々生)....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
いの、易いは当った。五十万ミルがそもそもの始めで、これから奴は鰻のぼりになるか※代議士になり、将軍になり、大統領になり――。まだまだラテン・アメリカにはそんな余....
二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
に在っては文人自身も文学を以て生活出来ると思わなかった。文人が公民権が無くとも、代議士は愚か区会議員の選挙権が無くとも、社会的には公人と看做されないで親族の寄合....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
名のものが、ルール問題の勃発とともに拘禁された。そしてその中には、ドイツの共産党代議士何とかというのと、もう一人のやはり何とかいうドイツの共産主義者とがいた。み....
夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
学教師) 畑上嘉伝次(村長) 伝吉(博徒) 小烏風呂助(小相撲) 穴隈鉱蔵(県の代議士) 劇中名をいうもの。――(白山剣ヶ峰、千蛇ヶ池の公達) 三国岳の麓の里に....
黒百合」より 著者:泉鏡花
の樹に近い処に、立派な旅籠屋兼帯の上等下宿、三階|造の館の内に、地方から出て来る代議士、大商人などを宿して華美に消光していたが、滝太郎が生れて三歳になった頃から....
政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
望み得ないと信ずる。また、かくすることによつてのみ、真に優秀な、そして私欲のない代議士を得ることができると信ずる。 右のような私案は、現在の過程においてはおそ....
子をつれて」より 著者:葛西善蔵
り側に彼が曾て雑誌の訪問記者として二三度お邪魔したことのある、実業家で、金持で、代議士の邸宅があった。「やはり先生避暑にでも行ってるのだろうが、何と云っても彼奴....
夜の構図」より 著者:織田作之助
元衆議院議員蜂谷重吉昨七月卅一日永眠仕候。――とあるでしょう。あなたは蜂谷と言う代議士を知っていますか」 「いえ、聴いたこともありません」 「そうでしょう、私も....
二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
向珍らしくないが、日本では詩人や小説家では頭から対手にされないで、国務大臣は魯か代議士にだって選出される事は覚束ない。こういう国に二葉亭の生れたのは不運だった。....
明治の文学の開拓者」より 著者:内田魯庵
る功労がある。シカシ世間が早稲田を認めるのは、政治科及び法律科が沢山の新聞記者や代議士や実業家を輩出したにも関らず、政治科でも法律科でもなくて文学科である。何と....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
マサチュウセッツ州、ニューヨーク州の州議会を見学したが、各州議会共山崎団長と松本代議士を演壇に案内して議長が歓迎の辞を述べ山崎団長に謝辞を演説せしめ、松本代議士....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
その後、三年のころだったか、八田校長が当時チョッキというアダ名で有名な蔵原惟郭代議士(現共産党中央指導部にいる蔵原惟人氏の父君)を連れてきて講演させたことがあ....
俗臭」より 著者:織田作之助
某という紳士がちかごろ頻繁に東京大阪間を往復して児子家に出入している。最初崎山は代議士であると誤解されていた。が、違うらしいのだ。どうやら、立候補すらしたことも....