以往[語句情報] » 以往

「以往〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

以往の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
か、荷馬車が来はせぬか、と余はびく/\ものであった。 世田ヶ谷に出て、三軒茶屋以往は、最早東京の場末である。電車、人力車、荷車、荷馬車、馬、さま/″\の人間の....
鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
神経質で、学徳をも人格をも累するに足らない些事でも決して看過しなかった。十数年|以往文壇と遠ざかってからは較や無関心になったが、『しがらみ草紙』や『めざまし草』....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
の地も、内地文化の進展とともに、次第に東方に退却して、近世では北海道アイヌは得撫以往の北千島をチュプカと呼び、その住民なる千島アイヌをチュプカグルと云う。チュプ....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
をもっと端的に「詞は古きをしたひ、心は新しきを求め、及ばぬ高き姿をねがひて、寛平以往の歌にならはば自づからよろしき事もなどか侍らざらむ」ともいっている。第三は『....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
城坊目考』奥芝辻町の条下に、 按に当郷往年東芝辻の領内なり。今別郷となる。 中世以往農工商の住所にあらず。 とあって、その唱門師としての伝来きわめて明白である....