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「以後〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

以後の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文章」より 著者:芥川竜之介
は妹にしては器量《きりょう》の好過ぎる娘さんである。四番目のは――とにかく四番目以後の人にはこれと云う特色もなかったらしい。こちら側《がわ》の会葬者席にはまず校....
疑惑」より 著者:芥川竜之介
らくじっと私の顔を見つめていたが、やがて口もとに無理な微笑を浮べながら、 「その以後の事は申し上げるまでもございますまい。が、ただ一つ御耳に入れて置きたいのは、....
煙管」より 著者:芥川竜之介
うな気がしたからである。…… 古老《ころう》の伝える所によると、前田家では斉広以後、斉泰《なりやす》も、慶寧《よしやす》も、煙管は皆真鍮のものを用いたそうであ....
或恋愛小説」より 著者:芥川竜之介
ょしゅじんこう》の名前ですよ。――音楽家の達雄《たつお》と懇意《こんい》になった以後、次第にある不安を感じ出すのです。達雄は妙子を愛している、――そう女主人公は....
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
ったのは夏目先生から始まっている。こう言う作家|所生《しょせい》の言葉は夏目先生以後にもない訣ではない。久米正雄君所生の「微苦笑」「強気弱気」などはその最たるも....
或る女」より 著者:有島武郎
うが御挨拶《ごあいさつ》もせず失敬しました。こちらには始終お世話になっとります。以後よろしく」 といった。古藤は正面から倉地をじっと見やりながらちょっと頭を下....
惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
スは他に嫁いだ。ダンテはその婚姻の席に列って激情のあまり卒倒した。ダンテはその時以後彼の心の奥の愛人を見ることがなかった。そしてビヤトリスは凡ての美しいものの運....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
関するものであった。強度の望遠鏡が使用されるようになり、ことに分光器(一八五九年以後)の助けを得るようになってから始めてこれらの極めて遠隔した物象の特異な性質に....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
った……』私達はそんな事を言って歓んだものであります。『小櫻姫の通信』はそれから以後の産物であります。 それにしても右の所謂『小櫻姫』とは何人か? 本文をお読....
明治十年前後」より 著者:淡島寒月
はじめは読本とか草双紙とか呼ばれていたものである。が、それが改ったのは戊辰の革命以後のことである。 その頃はすべてが改った。言い換えれば、悉く旧物を捨てて新ら....
諸国の玩具」より 著者:淡島寒月
って、いわゆる浅草画十二枚を一揃として描いて、十銭で売ったものです。近頃では北斎以後の画家として仏蘭西などへ行くそうです。奇人連中の寄合ですから、その頃随分面白....
豊島与志雄氏の事」より 著者:芥川竜之介
何時からだかはっきり分らない。三土会などが出来る以前からだったような気もするし、以後からだったような気もしない事はない。 豊島は作品から受ける感じとよく似た男....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
今日世界の情勢をみますならば、二年前私ども使節団が中国を訪問した一九五七年四月以後の世界の情勢は変化をいたしました。毛沢東先生はこれを、東風が西風を圧倒してい....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
われわれ学生はこれを「血の金曜日」と呼んで、大に気勢をあげたものである。 それ以後は、この文化同盟と、暴行学生の中心団体たる縦横倶楽部という右傾学生の集団との....
大利根の大物釣」より 著者:石井研堂
も、他人の一年間釣る量よりも多い程釣り挙げて、十分楽むのが本当だろう。僕も、今日以後は、念には念を入れて、苟もしないと言う方針を取り、粗相だの、不注意だのという....