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「以降〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

以降の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
警報第二号!」先刻ほどの将校の声がした。「発声者は東京警備参謀塩原大尉。唯今より以降、東京地方一円は、警戒管制を実施すべし。東京警備司令官陸軍大将別府九州造。終....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
機多数来襲の記録を作った。 南方基地からの敵大型機来襲記録 (三月以降少数機来襲を含まず) (月日) (時刻) (機数) (目的地) 3月....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
味そうに流し入れてから、法水は一気に語り続けた。 「ところで、それがすんで第三節以降になると、初めてそこで、dとpとが区分されるのだ。つまり、最初に生まれたのが....
余裕のことなど」より 著者:伊丹万作
公となる世界においては源太型は常に赤面にしたてられて敵役となるのがきまりだ。中世以降、なかんずく徳川期におよんでその傾向は最も著しい。 このような社会にあつて....
映画と民族性」より 著者:伊丹万作
代美術の精粋をうたわれたが、殊に図中頼朝の坐像の美しさは比類がない。また、室町期以降の多くの武将の坐像、あるいは後醍醐天皇の坐像の安定した美しさなど、所詮椅子に....
茶の本」より 著者:岡倉由三郎
文芸の府をもってみずから誇るボストンの地に多くの知己を得た。そして翌明治三十七年以降は大正三年の病没の年に至るまで、そこの世界屈指の美術博物館に、日本およびシナ....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
りき。しかるに叙述思いのほかに長びき、誌上の掲載すでに年を踰えたるがうえに、次号以降また他に発表すべき事項の多く堆積するものあれば、本編は便宜これを本号において....
妖怪報告」より 著者:井上円了
弟あり、齢七歳にして没す。妻あり一男を産む、成長す。当時家族五人、予や明治十二年以降、某|官衙に微官を奉ず。しかして、明治十九年二月二十日、公務を担い、奉職の官....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
あった。『吾妻鏡』にも、秀衡父の譲りを得て、絶を継ぎ廃を興し、将軍の宣旨を被りて以降、官禄父祖に越え、栄耀子弟に及ぶとある。清衡・基衡・秀衡三代間約百年、造立す....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
上で知って居るです。 その讖言によって来るところを繹ぬると、今より二千年以降一千二、三百年までの間において、カシミール地方は大変仏教が盛んであった。元来....
松の操美人の生埋」より 著者:宇田川文海
見の高きを感ずれども、然れども尚其の筆を下すや文に近く語に遠きを恨みとなす、維新以降文章頗る体裁を改め、新聞雑誌の世に行わるゝや、文明の魁首社会の先進たる福澤福....
「特殊部落」と云う名称について」より 著者:喜田貞吉
人が勢力があれば、自然と家人にも勢力が付いて来る。社会の秩序が紊れた平安朝の中頃以降では、源平武士の棟梁たる程の豪傑が、自ら摂政関白などの家人となって、自家の勢....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
下司法師の流れの末が、大宝令規定以外の種々の賤民、すなわち「下り者」として、中世以降に多く現れて来たが、中にももと同じ流れの者ながら、その従事する職業に依って、....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
ならぬ。『枕草子』の女法師の類は、この結果としてできたのであったかもしれぬ。中世以降の雑法師、柳田君のいわゆる毛坊主のある者は、かくの如くにして生じたものであろ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
の海峡の制海権を獲得し得るや否やが決戦戦争の能否の第一分岐点である。 昨年九月以降のロンドン猛爆の結果より見て、今日の発達した空軍でもなお空軍による決戦戦争は....