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「仮字〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仮字の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
。また本居宣長《もとおりのりなが》翁《おう》もやはり『古事記伝』の初めの総論に「仮字《かな》の事」という条に、明らかに音の区別であったといっているのであります。....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
面を見詰めていた。 敵をただ打つと思うな身を守れ おのずから洩る賤家の月仮字書之口伝第三章「残心」を咏った極意の和歌、――意味は読んで字の如く、じっと一....
穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
、とかくに浮世の仮飾を蒙ってない無垢の爾を、自分は絶愛する。 岳名の穂は、秀の仮字にて秀でて高き意なるべしと、また穂高を奥岳ともいう、と『科野名所集』に見ゆ、....
国栖の名義」より 著者:喜田貞吉
とある。学者の慎重なる態度として、敬服に値する。なるほど『国』の字を『ク』の仮字に用うる事はいかにも無理だ。故吉田博士は、その地名辞書吉野国樔の条下に、諸国....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
れに与ったのである。永享十年八月二十三日四季部奏覧を終え、一条摂政兼良が真字序・仮字序ともに作った。永享十一年六月二十七日全部の功を終えた。前に触れたように、二....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
やその意義がいかにもあれ、「穢多」という文字は「エタ」の語を表わすべく用いられた仮字に相違ない。しかしそれが仮字であるにしても、かつて或る迷信の上から、彼らは穢....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
は算道との関係を見出だしえぬことから考えると、産所または算所はまったく音通による仮字であって、すこしも産または算の意味はないものだと解せねばならぬ。したがって余....