仲子[語句情報] » 仲子

「仲子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仲子の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黄英」より 著者:田中貢太郎
回もくりかえされたので、馬はうるさくてたまらなかった。黄英は笑って言った。 「陳仲子、くたびれはしませんか」 馬ははじてまたとしらべなかった。そして、一切のこ....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
流の民謡国だという証拠である。なおこの巻に、「都武賀野に鈴が音きこゆ上志太の殿の仲子し鳥狩すらしも」(三四三八)というのがあって、一しょにして鑑賞することが出来....
あのころ」より 著者:上村松園
質蔵も類焼し、一家は生命からがら伏見の親類へ避難したのでした。 そのときは母の仲子は十六、七でしたが、そのときの恐ろしさをときどき話していられました。 元治....
呼ばれし乙女」より 著者:岡本かの子
もあったのだから呼出すもよい。妹の自分を名指して何故だろう――いつの間にか姉娘の仲子が、千歳のうしろに来て、電報を覗き込んでいた。脆くて、きめが濃かく、寂しい気....