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企劃
「企劃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
企劃の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あらくれ」より 著者:徳田秋声
がら呟いた。
「ここへみっしり木を入れて、この町の公園にしようてえのが、あの人の
企劃《もくろみ》なんだがね。金のかかる仕事だから、少し景気が直ってからでないと…....
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
は、空しく恩賞の不公正を恨み、本国に帰って行く。かかる際にも不拘、大内裏の造営は
企劃され、諸国の地頭に二十分の一の得分をその費用として割当てて居る。其上、朝令暮....
「正義と微笑」より 著者:太宰治
た、ひどくちらかっていた。大きい二つの食卓は、ぴったりくっつけられて、文芸部とか
企劃部とか、いずれそんなところの人たちであろう、髪を長くのばして顔色のよくないひ....
「純粋小説論」より 著者:横光利一
学を、少くとも第一流の世界小説に近づける高級化論であって、先ず通俗への合同低下の
企劃と思い間違える低俗との、戦いとなって現れて来たのである。そうして、今はこの問....
「集団見合」より 著者:坂口安吾
といって、これも脳味噌がよほど定量とかけはなれた人物がいて、これに集団見合出場の
企劃が知れると、志願のあげく、亢奮、風雲をまき起す憂があって、
企劃をヒミツにして....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
自由に及ぼす諸影響』と題する章に新らしい一章を加え、また『貧民を改善する種々なる
企劃』を論ずる章にも一章を加えた。また私は『附録』にもかなりの増補を試み、前版以....
「扉の彼方へ」より 著者:岡本かの子
、自分で事業を経営して見たがうまく行かず、一度外国へ立退いて帰ってから一廉の事業
企劃家になったのだそうです。良人は四十も過ぎているし、私はやっと二十二の春を迎え....