企業整備[語句情報] »
企業整備
「企業整備〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
企業整備の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新しい文学の誕生」より 著者:宮本百合子
じのぐるぐる廻るルーレットを的に矢を射ている。しかし、きょう勤労するすべての人に
企業整備の大問題が迫っている。税の問題がある。 社会のこういう矛盾と撞着、それ....
「私たちの建設」より 著者:宮本百合子
拡めた。徴用がどしどし行われるようになって、男子の就業禁止の職域範囲が拡がった。
企業整備によって自分の店や勤め先を失った男達は、みんな徴用されるということになっ....
「便乗の図絵」より 著者:宮本百合子
、せまい町の裏通りにまでモーターの音をさせていた便乗景気に、淘汰が行われて来た。
企業整備という名でいわれたその淘汰は、喘ぎながらも便乗していた街の小工場、小ブロ....
「年譜」より 著者:宮本百合子
マ、ジャワ占領と、最も侵略の拡大された時期であった。軍需産業の病的な拡大のために
企業整備がはじまり、民間の日常必需品の統制が開始された。前年十月に成立した東條英....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
送りと働くのよ。なかなかこたえる光景です、三十六七歳の良人たちです。なかには丁度
企業整備にあたって失職中の人もあります。収入がないまま出てゆくのですからその気持....