伊予簾[語句情報] » 伊予簾

「伊予簾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

伊予簾の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
ンとしめている盲目のお婆さんは、坊主頭でもいきな顔立ちだった。彼女は縁側にちかい伊予簾《いよす》のかげに茵《しとね》を敷いていて――縁側には初夏ならば、すいすい....
源氏物語」より 著者:紫式部
も、大将の目には物哀れでしめっぽい気分がまず味わわれた。喪の家として御簾に代えて伊予簾が掛け渡され夏のに代えられたのも鈍色の几帳がそれに透いて見えるのが目には涼....
源氏物語」より 著者:紫式部
た。静かに縁側へお上がりになり、格子に隙間の見える所へ宮はお寄りになったが、中の伊予簾がさらさらと鳴るのもつつましく思召された。きれいに新しくされた御殿であるが....