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伊藤野枝
「伊藤野枝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
伊藤野枝の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ふもれすく」より 著者:辻潤
ついでにちょっと思い出しているばかりなのだ。 そうだ、僕はこの雑誌の編輯者から
伊藤野枝さんの「おもいで」という題を与えられていたのだった。
伊藤野枝ともN子とも....
「え゛りと・え゛りたす」より 著者:辻潤
意味)辺りに由来すると思う。 入力者注2:文中、「同行の子供」というのは、辻潤と
伊藤野枝との間に生まれた長男、辻一(つじまこと。1920-1975)のことである....
「二つの庭」より 著者:宮本百合子
か自分の生きる道がないとしたら……。伸子はこわかった。アナーキストだった大杉栄と
伊藤野枝が甘粕という憲兵に、どんなにして虐殺されたかを思いおこして、こわかった。....
「道標」より 著者:宮本百合子
ののない家庭に育ったせいと、関東地方の大震災のとき憲兵大尉の甘粕が、大杉栄と妻の
伊藤野枝と甥の六つばかりの男の子をアナーキストの一族だというのでくびり殺して憲兵....
「含蓄ある歳月」より 著者:宮本百合子
いうものを十分理解されていたと思われます。嘗て「青鞜社」の活動の旺であった時代、
伊藤野枝があなたのとなりに住んでいた時代、近くは急速な思想的動揺、歴史の転廻の時....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
をしめた一人の眼の大きい娘であった神近市子。辻という人と同棲していたらしい時代の
伊藤野枝。大杉栄の妻であった堀保子。岩野泡鳴の妻岩野清子。それらの人々の名が、婦....
「婦人作家」より 著者:宮本百合子
の生活が家庭の平和をもとめて『青鞜』の仕事から分離したことと、その後をひきついだ
伊藤野枝がアナーキスト大杉栄とむすばれて、神近市子との間に大きい生活破綻をおこし....
「成長が生んだ私の恋愛破綻」より 著者:伊藤野枝
成長が生んだ私の恋愛破綻
伊藤野枝 自分の信ずる事の出来る唯一のものは、やはり自分自身より他にはありませ....
「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」より 著者:宮本百合子
皮相的にしかしらなかった。けれども、この年の秋の関東地方の大震災につづく大杉栄、
伊藤野枝、その甥である男の子供の虐殺。各地における朝鮮、中国労働者の虐殺。亀戸事....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
りで大きな声で笑っていようね。山川はにやりにやりか。 市ヶ谷から(四) *
伊藤野枝宛・大正八年八月一日 はじめての手紙だ。 まだ、どうも、本当に落ちつ....
「平塚明子(らいてう)」より 著者:長谷川時雨
気持がしました。その後、『青鞜』から尾竹紅吉さんの『サフラン』が生れ、『青鞜』が
伊藤野枝《いとうのえ》さんのお手に移ってやめられてから、『青鞜』の第二世という『....