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「伏罪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

伏罪の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
明暗」より 著者:夏目漱石
結果になって夫人の上に反響して来たその笑いはもう取り返せなかった。文句を云わずに伏罪《ふくざい》する事の便宜《べんぎ》を悟った彼は、たちまち容《かた》ちを改ため....
血の文字」より 著者:黒岩涙香
られて二重の恥を晒す理なれば、我身に罪は無しとは云え、孰れとも免れぬ場合、潔よく伏罪し苦しみを短かくするに如くなしと無念を呑て断念めし者ならぬか、余が斯く考え廻....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
しかし幕府当局者はこの処置を寛大に過ぐるとし、御隠居の諫争にも耳を傾けず、長州の伏罪には疑惑の廉があるとして、毛利大膳父子、および三条実美以下の五卿を江戸に護送....
拷問の話」より 著者:岡本綺堂
よ疑うべからざることに決められてしまった。 それでも彼は自白しなかった。本人が伏罪しない以上、この時代では容易に仕置をすることが出来ないので、奉行所では先例に....