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「伏見人形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

伏見人形の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
ずとやわらげられるのは事実です。わたしは何か気分がむしゃくしゃするような時には、伏見人形の鬼や、今戸焼の狸などを机のうえに列べます。そうして、その鬼や狸の滑稽な....
東上記」より 著者:寺田寅彦
での途中いさゝか覚束なく思わるゝは他人のいらぬ心配かは知らず。やがて稲荷を過ぐ。伏見人形に思い出す事多く、祭り日の幟立並ぶ景色に松蕈添えて画きし不折の筆など胸に....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
福神の泥人形であって、一個二十五銭の札を附けた数十個が一つ残らず売れてしまった。伏見人形風の彩色の上からニスを塗ったのが如何にも生々しくて、椿岳の作としては余り....