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伏見城
「伏見城〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
伏見城の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
も損じたりとあり」と書いてある。つぎの地震は、山城、摂津、和泉の諸国の大地震で、
伏見城の天守が崩壊して圧死者が多かった。この伏見の地震は、河竹黙阿弥の地震加藤の....
「血ぬられた懐刀」より 著者:国枝史郎
える。 と、卒然と常陸介は云った。 「五右衛門もう一度忍んでくれ」 「もう一度
伏見城を探れと云うのか?」 「秀吉の寝首を掻いてくれ」 「…………」 またも沈....
「五右衛門と新左」より 著者:国枝史郎
います」 「おおそうか、見覚え置く」 で、秀吉は帰館した。 ×
伏見城内奥御殿。―― 秀吉は飽気に取られていた。 淀君は今にも泣き出しそうで....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
こらに材木をおろしている牛車の牛も涎をたらして、満身に蠅を集めてじっとしている。
伏見城の修築だった。 いつのまにか、世の人々に「大御所」と呼ばしめている家康が....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
がら、仔細に印籠の模様や緒〆を調べていた。
「――あっ? これは旦那様の印籠だ、
伏見城の工事場でむごい死に方をなされた草薙天鬼様が持っていた品。……これこの通り....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
で、どういう了見か侍のくせに、遊女屋の主人となって、目端や才覚も利くところから、
伏見城の徳川家へ手づるを求め、江戸移住の官許を取って、自分ばかりでなく、他の同業....