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「伐採〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

伐採の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:犬田卯
コソ泥の現場――夜の白々明けに田圃の刈稲を失敬しているところや、山林の立木を無断伐採しているところなどを、沼へ鴨打ちに出かける瘤のために発見されて「金一封」で事....
四十年前」より 著者:内田魯庵
の策は必ずしも無謀浅慮ではなかったが、ただ短兵急に功を急いで一時に根こそぎ老木を伐採したために不測の洪水を汎濫し、八方からの非難攻撃に包囲されて竟にアタラ九仭の....
温泉」より 著者:梶井基次郎
へはいって行ったのだろう。なんと楽しげな生活がこの溪間にはあるではないか。森林の伐採。杉苗の植付。夏の蔓切。枯萱を刈って山を焼く。春になると蕨。蕗の薹。夏になる....
単独行」より 著者:加藤文太郎
なるたけ早く右手の手頃な斜面か溝谷を登る方がよい。 一四一四・八メートル附近は伐採されたものか木もまばらな真白い平原である。この平原をしばらく進んで行くとまた....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
楊蘭や薄黄の山独活、ななつば、蝦夷蘭の花がまだ野生のままに咲き乱れて、ただ処々に伐採跡の木の根っ株が顕れていた。だがこの小沼へ来ると、総てはうち開けて整然とした....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
し許りの畑地を有するのみにして、該井水は番人小屋の飲用に供せられしも、其後次第に伐採開墾せられ大正二年頃は所謂池田の新開地と称し寂寥たる原野と化し、該井戸側は腐....
観画談」より 著者:幸田露伴
原なのです。むかしはそれが密林だったので何事も少かったのですが、十余年|前に悉く伐採したため禿げた大野になってしまって、一出ても大したこともなく、出るのが早い代....
皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
半日で皇海へ往復される。上州峠の上州側には六林班の鉄索運転工場がある。今は其処の伐採中で、八林班の方は既に植林済みとなって、人は入っていないとのことであった。思....
上高地風景保護論」より 著者:小島烏水
光水色の美しさを呼び物にして、登山客を吸引している傍らに、他の一方において森林の伐採を公許して、風景を残賊しているような矛盾衝突した現象を、この国人は何と見られ....
白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
て油気の失せた老人のように、はしゃいだ膚をして、立っている、十五、六年前に、一度伐採したことがあるのだそうで、その痕跡の仆木が、縦横に算を乱している、そうして腐....
現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
に一年半にわたって用材を伐りだしとる。進駐軍関係の用材であるから、輸送も優先的、伐採が輸送に追われるほどスピーディに動いておる。運賃も人件費も格安であるから、オ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
林地帯であり、明山のみが自由林とされていた。その明山でも、五木ばかりは許可なしに伐採することを禁じられていた。これは森林保護の精神より出たことは明らかで、木曾山....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
付けられたところもある。 清助は言った。 「半蔵さま、御覧なさい。檜木類の枝を伐採する場所と、元木の数をとりしらべて、至急書面で届け出ろとありますよ。つまり、....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
は立て置かれてある。しかし、それ以外の明山にも、この山中には御停止木ととなえて、伐採を禁じられて来た無数の樹木のあるのは、恐れながら庶民を子とする御政道にもある....
ワーニャ伯父さん」より 著者:神西清
うしたことは実際のところ、正気の沙汰じゃないかもしれん。しかしね、僕のおかげで、伐採の憂目をまぬかれた、百姓たちの森のそばを通りかかったり、自分の手で植えつけた....