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会せる
「会せる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
会せるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黄鳥の嘆き」より 著者:甲賀三郎
人間なんかに、二川家を継がしてなるものか。そんな事をしたら、奴は朝子をどんな眼に
会せるか分らない」 「その事は度々聞いた。或る程度まで僕は同感だ。それなら養子を....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
屋敷とは、その間がそんなに遠くはないのに、両女《ふたり》ともに今まで面《かお》を
会せる機会がありませんでした。甲府にいるということをすらおたがいに知ってはおりま....
「西航日録」より 著者:井上円了
きに再四相会して文林の交をなせり。爾来久しく消息を絶し、図らずもこの地において再
会せるは、実に奇縁というべし。氏、余に送るに写影および著書をもってす。その中に『....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ことを得ざるは遺憾なりとす。ここに陸地を見たるは十五日目なれば、船客みな旧知に再
会せる心地をなす。この島内に三千年を経たる竜樹ありという。午時、帆船二隻、汽船一....