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「会員〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
会員の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
ムを見るまでもありません。クラバックはトックが属している超人|倶楽部《クラブ》の
会員ですから、僕もまた顔だけは知っているのです。
「Lied――Craback」....
「沼地」より 著者:芥川竜之介
ようにこちらを見た。私はいよいよ不快になった。
「これは面白い。元来この画はね、
会員の画じゃないのです。が、何しろ当人が口癖のようにここへ出す出すと云っていたも....
「或る女」より 著者:有島武郎
君』とかなんとかいって大手を振り立ててしゃべっているのを、肝心《かんじん》の禁酒
会員たちはあっけに取られて、黙ったまま引きさがって見ているんですから、見物人がわ....
「星座」より 著者:有島武郎
かった。父の時代から一滴の酒も入れない家庭に育ちながら、そして母も自分も禁酒会の
会員でありながら、他人の飲酒をいちがいに卑しむ心持は起らなかった。これは自分の心....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
ニヤと両頬に笑みをうかべながら諧謔を弄して着座したので、最初のうちは顔色をかえた
会員も、哄笑に恐怖をふきとばし、一座は和かな空気にかえった。一旦席についた博士は....
「海底大陸」より 著者:海野十三
のそうぞうしさは――」 長良川博士は、地下室の階段からとびこんできた生物学会の
会員たちをふりかえって、しかりつけた。 「いや、長良川博士」とひとりの
会員が一同....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
がらは」 と区長は正吉の質問にはこたえず、さっきの続きを話した。 「連合科学協
会員は最近天空においておどろくべき観測をした。それはどういうことであるかというと....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
験物理学の権威《けんい》、そして赤見沢ラボラトリーの所長、万国《ばんこく》学士院
会員、それから……いや、後は省略しましょう。ここまで申せば、課長さんも赤見沢博士....
「奇賊は支払う」より 著者:海野十三
・ザ・インスチチュート・オブ・ニッポン・スッパ・エンド・オシコミ」に記載せられ、
会員及び広く被害性大衆に一大感動を与えたことだった。この記事を読んで
会員の一人で....
「火星探険」より 著者:海野十三
出発当時からあぶないことばかりであったそうな。その洗濯倶楽部には、ネッドの義兄が
会員として入っているので、その手づるで借りることができたという。しかしこのような....
「木の子説法」より 著者:泉鏡花
い事はあるまいと思う。 つれは、毛利|一樹、という画工さんで、多分、挿画家協会
会員の中に、芳名が列っていようと思う。私は、当日、小作の挿画のために、場所の実写....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
ビーの講義もきいた。それはリボーの店の御得意にダンスという人があって、王立協会の
会員であったので、この人に連れられて聞きに行ったので、時は一八一二年二月二十九日....
「不吉の音と学士会院の鐘」より 著者:岩村透
利の画壇で有名な人でハークマと言えば知らぬ人はない。この人はローヤルアカデミーの
会員でもあるし、且つまた水彩画会の
会員でもあって、頗る有力な名誉ある人だ。近頃こ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
唱するところなり。 英国に婦人内国布教会と称するものあり。その規約書を見るに、
会員たるものは会費として一シリング(わが金三十三銭)を収納すること、手細工物を作....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
草紅花、満園春の光景を呈す。当日サベージクラブ(当市紳士の共楽団)より、臨時名誉
会員となすの通牒を得。夜に入りて、その主幹たるシャウ氏来訪あり。 十一日、雨の....