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「会者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

会者の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
うとう赤耀館の悪魔の手に懸ってしまったのです。 麻雀競技会は勿論中止となり、参会者はこの不吉な会場からそれぞれ引上げようとした時、ドヤドヤと一隊の警官や刑事が....
出家とその弟子」より 著者:倉田百三
せんねんまんねんいきても、一たびは老いたるも、若きも、しなでかなわぬものにて候。会者定離は人間の習いなれば、たれになごりか惜しき……(親鸞を見る)わたしもうよし....
灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
は焼けた材木の上を飛び/\、余熱に煽られつゝ彼方此方に佇立低徊していた。其中に面会者があると云って呼びに来たので、何の書断片であるかは知らないが満文蒙文或るは瓜....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
んで、君の後でちょっと一とこと喋舌りたいんだが、と耳打ちした。コロメルはそれを司会者のたぶん共産党の何とかいう男に通じた。司会者は僕のそばへ来て、何を喋舌りたい....
霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
れをあるところで打切って、いよいよ聖者レザール氏をこの舞台へ招くことになった。来会者一同は、嵐のような拍手をもっていよいよ始まる心霊実験に大関心を示した。 治....
火薬船」より 著者:海野十三
たことがないか。なんのためのひめたる団体葬儀であろうか。仏の数が五十人あまり、参会者もまた同数の五十人あまりだという。一体だれの葬儀なのであろうか」 岸少尉の....
死者の書」より 著者:折口信夫
ったと謂われて居る此人が、こんな嬉しいことを言う。家持は、感謝したい気がした。理会者・同感者を、思いもうけぬ処に見つけ出した嬉しさだったのである。 お身は、宋玉....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
う通知を受取ったので、あいにくに朝から降りしきる雨のなかを小石川へ出てゆくと、参会者はなかなかの多数で、いつもの顔触れ以外に、男おんなをまぜて新しい顔の人びとが....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
商人達への軽蔑を感じた。私は失望と憤りのようなものを抱いて、列席していた。 来会者も寥々としていた。鬚髪霜のような老校長は沈痛な顔をして、式辞を朗読した。 「....
」より 著者:織田作之助
、点呼場へ着いたのは、午前七時にまだ三十分間があった。ところが驚いたことには、参会者はすでに整列をすましていて、何のことはない私は遅刻して来た者のようであった。....
取返し物語」より 著者:岡本かの子
衛『わしとても同じ想いだ。然しお上人さまがよう言わるる此の世のさまは、生者必滅、会者定離。たとえ表向き夫婦となって、共白髪まで添い遂げようとしても、無常の風に誘....
小山内薫先生劇場葬公文」より 著者:久保栄
」「子分の会」「劇と評論」の代表者は、交互棺側に侍して弔問客に応接した。当日の参会者は、千二百人をくだらなかった。松竹キネマの撮影技師は、告別式の状況をカメラに....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
う、大群衆で、とても中央公会堂に入り切れないほどの聴衆であった。 婦人大会の司会者はもちろん安治川菊子女史であった。女史は洋装して堂々たる態度をもって処女演説....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
二日、全国三千の同志を集め、東京の日比谷公会堂で結党大会を開いた。私はこのとき司会者をつとめたが、会場を見渡すといずれも軍服、軍靴のみすぼらしい格好ながら同じ理....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
いところで自動車が停まる。矢野|倶楽部である。 二階の広間へ上ると、四十余名の会者がすでに集って三方に居流れている。床柱の前に二人が据えられる。みんなが一斉に....