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伯父御
「伯父御〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
伯父御の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「根岸お行の松 因果塚の由来」より 著者:三遊亭円朝
うるさがられたッて、フヽヽヽム私《わっし》がお出先きまでお供しましょうよ、根岸の
伯父御に頼まれて来たんだから、見届けなきゃア役目がすまねえのさ」 とぐるりと変....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
という。それならおふくろと親類から説きつけて、ということになって、高之進さまが、
伯父御《おじご》の宗左衛門と、おふくろに当たってみたところが、このふたり、欲の皮....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
いような影法師が黒くゆらいでいた。庭で銀杏の散るおとが又きこえた。 「千之丞殿の
伯父御は先殿様の追腹を切られたとかいいますが、それはほんとうのことですか」と、澹....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
ければ迚も新参者などは出世が出来ません、渡邊殿は別段御贔屓を下さいますが、貴方の
伯父御さまの秋月さまは未だ染々お言葉を戴きました事もないゆえ、大藏|疾より心懸け....
「政談十二社」より 著者:泉鏡花
昨年の春まで麹町十五丁目辺で、旦那様、榎のお医者といって評判の漢方の先生、それが
伯父御に当ります、その邸で世話になって育ちましたそうでございます。 門の屋根を....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ああ先手をうたれてやんわりやられちゃアかなわない。まったく我善坊《がぜんぼう》の
伯父御《おじご》と来ちゃア食えない爺いだからなア……。
と源十郎。
自分こそ....
「葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
剣殺に取違えねえようにの、何とか分別をつけさっせえ。 幸福と親御の処へなりまた
伯父御叔母御の処へなり、帰るような気になったら、私に辞儀も挨拶もいらねえからさっ....