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似た者夫婦
「似た者夫婦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
似た者夫婦の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
うという色気のない話で、嫁は親の仇を討ちたい一心で、此の家《や》に嫁に来るという
似た者夫婦でございます。遂に六月廿八日の晩に婚礼を致しますというお話、鳥渡《ちょ....
「伸子」より 著者:宮本百合子
ぐやぐやな自分を明らかに見た気がし、陰鬱であった。佃もぐうたら、自分もぐうたら。
似た者夫婦。伸子は、自分らに忿然《ふんぜん》とした気になって、そんなことを考えつ....
「殺人迷路」より 著者:甲賀三郎
す。京子さんはその後星田さんの所を逃げて、牧太郎と共同生活をしていました。やはり
似た者夫婦とか云って、京子さんには、星田さんのような方より、牧太郎のような男がい....
「秘密の相似」より 著者:小酒井不木
と而もそれを双方が秘密にし合ったということは何という皮肉な運命で御座いましょう。
似た者夫婦という言葉がありますが、こんな風に似ようとは、お互に思いもよらぬことで....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
がネパールに居った時の話やらがよく私と合いますので、いつもその話を聞きましたが、
似た者夫婦とか言うて大臣の義気に富んで居るのとこの方の義気に富んで居るにはほとほ....