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位記
「位記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
位記の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「少女地獄」より 著者:夢野久作
生活を続け、同校創立以来、三十年の間校長の重責に任じて一度の失態もなく、表彰状、
位記、勲章等を受領する事枚挙に遑《いとま》あらず、全県下に於ける模範的の名校長と....
「博士問題の成行」より 著者:夏目漱石
の途《みち》もこれなく候間《そうろうあいだ》御了知相成たく大臣の命により別紙|学
位記《がくいき》御返付《おかえしつけ》かたがたこの段|申進《もうしすすめ》候《そ....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
で治安維持法で起訴されるだろう華族の三子弟に対しては、例の宗秩寮審議会は除族乃至
位記返上の処分を発表するだろうし、転向を誓って釈放された六名の者に対しては訓戒を....
「学位について」より 著者:寺田寅彦
事件などを重大問題であるかのごとく取扱うかがちょっと不思議に思われるのである。学
位記というものは、云わば商売志願の若者が三年か五年の間ある商店で実務の習練を無事....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
の病気は、まだ快方から遠い――そう公表された。エリザベスは苦い顔をした。彼女の即
位記念式――十一月十七日――はやがてくるが、例によっての祝祭に何物かを欠くことに....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
高氏はめずらしく、左兵衛ノ督の衣冠で、参内した。 さきに、昇殿をゆるされ、
位記では、途上の牛車もはばかりない身分である。ふっくらと、ふくら雀のように袖をひ....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
る。太田武夫氏は社会運動に関係があったとかなかったとかいうので、今だに文部省が学
位記をよこさない。金のない吾々には好都合なことだ。尤も婦人科で、性科学の建設に邁....