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低質
「低質〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
低質の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ったろう。尤も戦時共産主義時代のソヴェート労働婦人も、やがて労働力の不熟練による
低質のために、次第に淘汰されたという事実は忘れられてはならぬ。特に新経済政策以来....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
おのずから、あるいは意識して築いたのであった。ここは少しも崩れない河岸であった。
低質粘土の重い地層にかためられ、上には樹林の根が交叉《こうさ》していた。いずれは....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
なった。 民主主義的なこの多衆概念の自己矛盾は、ただ、圧倒性の止揚の方向、又は
低質性の止揚の方向、の何れか、を通じてのみ止揚されることが出来る筈である。多衆が....