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作善
「作善〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
作善の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
あれば善男善女に随喜|渇仰されて、一生食うに困らず、葬礼、法事、会式に専念して、
作善の道を講ずるでもなく、転迷開悟を勧めるでもなく、真宗以外におおぴらで肉食妻帯....
「絶対矛盾的自己同一」より 著者:西田幾多郎
。かえって真の道徳の立場は宗教によって基礎附けられるのである。しかしそれは自力|
作善の道徳的行為を媒介として宗教に入るということではない。親鸞が『歎異抄』におい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
地獄の鬼が現はれて、 やれ汝等は何をする、 娑婆《しゃば》に残りし父母は、 追善
作善《ついぜんさぜん》のつとめなく、 ただ明け暮れの嘆きには、 むごや悲しや不憫....
「連環記」より 著者:幸田露伴
誦経に身心を打込んだのであるから、寂心となってからは、愈々精神を抖※して、問法|
作善に油断も無かった。伝には、諸国を経歴して広く仏事を作した、とあるが、別に行脚....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
で、その時には母公の弟親長の妻が、はるばる鞍馬まで出向いた。翌文明三年尼公が執行
作善の時には、実隆は叔父親長とともに出向き、親長は二泊して帰洛したとある。このこ....
「親鸞」より 著者:三木清
この条一旦そのいはれあるににたれども、本願他力の意趣にそむけり。そのゆへは、自力
作善のひとは、ひとへに他力をたのむこころかけたるあひだ、弥陀の本願にあらず。しか....