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「使い方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

使い方の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
第五氷河期」より 著者:海野十三
た。二千万円の無心状であった。一万人の日本人を救うというのは結構だとしても、その使い方もわからないのに、二千万円を支出するのはちょっと不可能なことである。総監は....
家霊」より 著者:岡本かの子
て来るのでどっと笑う。気まり悪くなったのを押し包んで老人は「また、この鏨の刃尖の使い方には陰と陽とあってな――」と工人らしい自負の態度を取戻す。牡丹《ぼたん》は....
深夜の市長」より 著者:海野十三
真中には大孔が穿たれた。 遉がの動坂一派の荒武者どもも、この豪快な金庫の鍵?の使い方にすっかり度肝を抜かれた形で誰一人声を立てる者もなかった。――待望の扉は除....
赤外線男」より 著者:海野十三
もこのコティのものを使っていましたよ。ごらんなさい。蓋をあけてみると、この乱暴な使い方はどうです。あいつの性格そのものですよ。妹は今年二十四になりますが、どっち....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ない。 なるべく左手を使うこともひかえているが、ときに使う。だが、それは大した使い方ではない故、影響なしと思う。 咳がいけないことは分っている。なるべく咳を....
霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
もしありとすれば、それは受信機を構成している部品の特性の悪さや真空管のまずい使い方によるのであるが、そういう点については、隆夫は今までによく吟味《ぎんみ》し....
脳の中の麗人」より 著者:海野十三
に困って無心をしているのだ。なんとかいう女のためとはいえ、あまりにもはげしい金の使い方だった。宮川は、その点に不審をおこした。矢部のいうことは嘘言ではないか。 ....
火星兵団」より 著者:海野十三
そう言って、博士は望遠鏡を新田先生にゆずった。 もちろん博士は、その望遠鏡の使い方について、一通りのことを新田先生に、教えてやらなければならなかった。また、....
怪塔王」より 著者:海野十三
か、敵は一向平気なのでございます」 「そんなばかな話があるものか。きっと磁力砲の使い方がわるいのだろう。あれだけ教えておいたのにお前たちは駄目だなあ」 「いや、....
地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
いうところを今見せてやる」 「えへ、本当ですか」 「本当だとも。この爆撃照準器の使い方は、ちょっとむずかしいんだが、おれはかねて、こんなこともあろうかと、あらか....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
いうのであった。 食堂に入って、蕎麦を食べさせたが、中国人と日本人とでは、箸の使い方がちがう。中国人は箸の一番端を持って、掌を上向きにして蕎麦をはさむ。日本人....
流線間諜」より 著者:海野十三
しまえば、後は何にも残っていない」 「それならよいが……だが日本人はマッチの棒の使い方を感付きやしなかったかナ」 「それは……」と「右足のない梟」はちょっと言葉....
湯女の魂」より 著者:泉鏡花
ます。」 「それから。」 「存じております。」 「それでは、何の用に立つんだか、使い方を知っているのかえ。」 迂濶知らないなぞと言おうものなら、使い方を見せよ....
私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
月百円内外の収入はあつたから、二人の生活はさして苦しいはずはなかつたのであるが、使い方がへたなためか、二人ともいつもピイピイいつていた。 この時分に二人で見に....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
とも深く交わった。特にワグマンについて真面目に伝習したとは思われないが、ブラシの使い方や絵具の用法等、洋画のテクニックの種々の知識を教えられた事はあるようだ。明....