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「使用〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
使用の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「Mensura Zoili」より 著者:芥川竜之介
価値を測定する器械です。もっとも主として、小説とか絵とかの価値を、測定するのに、
使用されるようですが。」
「どんな価値を。」
「主として、芸術的な価値をです。無....
「二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
はまず、人間が如何に知る所の少ないかを御考えになるべきでしょう。たとえば、閣下の
使用せられる刑事の中にさえ、閣下の夢にも御存知にならない伝染病を持っているものが....
「小作人への告別」より 著者:有島武郎
すが、生産の大本となる自然物、すなわち空気、水、土のごとき類のものは、人間全体で
使用すべきもので、あるいはその
使用の結果が人間全体に役立つよう仕向けられなければ....
「星座」より 著者:有島武郎
ばならなかった。これならしかし割合に簡単なことで、渡瀬の工夫になる小さな中間機を
使用すれば、実際においてある程度までの効果を挙げることができたのだ。新井田氏はそ....
「想片」より 著者:有島武郎
。結局彼は人間の精神的要求が完全し満足される環境を、物質価値の内容、配当、および
使用の更正によって準備しうると固く信じていた人であって、精神的生活は唯物的変化の....
「初めて見たる小樽」より 著者:石川啄木
せんとする慾望である。我みずから我が王たらんとし、我がいっさいの能力を我みずから
使用せんとする慾望である。人によりて強弱あり、大小はあるが、この慾望の最も熾《さ....
「時代閉塞の現状」より 著者:石川啄木
まっていない。したがって我々はおのおのその欲する時、欲するところに勝手にこの名を
使用しても、どこからも咎《とが》められる心配はない。しかしそれにしても思慮ある人....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
章を一度も読んだことがないけれども)もまたベルグソンを継承して、この言葉の正当な
使用を心懸けているように見える。 本能とは大自然の持っている意志を指すものと考....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
する詩 ※ 時間算定の実用価値/時の計測器としての太陰/時間計測の目的に他の天体
使用/長い時間の諸周期/カルデア人の観測と測定/エジプト暦/エジプト天文学者の地....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
という薬草の粉末を少し加えましたが、ただそれは上流の人達の調理に限られ、一|般に
使用するものではなかったように記憶して居ります。むろん酒もございました……濁って....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
われ等の仕事を妨ぐる障害物は、一にして足りないが、先ず最も当惑するのは、われ等の
使用する大切な機関――霊媒の頭脳が、神学上の先入的偏見に充塞され、われ等の思想を....
「銀座は昔からハイカラな所」より 著者:淡島寒月
橋停車場の前には沢山の紅提灯が吊るされましたが、その時その提灯には皆|舶来蝋燭を
使用して灯をつけたものです。その蝋燭の入っていた箱が新橋の傍に山のように積んで捨....
「亡び行く江戸趣味」より 著者:淡島寒月
な罎入を一缶ずつ購めねばならなかった。 ◇ そんな具合でランプを
使用する家とては、ほんの油町に一軒、人形町に一軒、日本橋に一軒という稀なものであ....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
政府みずからが憲法を無視してどしどし再軍備をすすめ、最近では核弾頭もいっしょに
使用できる兵器まで入れようとしておるのに、国民にたいしては法律を守れといって、税....
「茸をたずねる」より 著者:飯田蛇笏
に接し得ないことと、前述の意味に出発点を置くところから狩るというような残忍な語を
使用したくないので云う言葉である。茸訪問については屡々私は一人の案内者を伴うこと....