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「使用料〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

使用料の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浴槽の花嫁」より 著者:牧逸馬
ので、男はおおいに乗気になって、さっそく借りることに話が決まった。間代は、風呂の使用料を含めて、一週十シリングであった。男の名はアウネスト・ブラドンといって、田....
ロンドン一九二九年」より 著者:宮本百合子
ツの青年が愉快そうにテニスをやっている。門外の告示に書いてあった。テニス・コート使用料一時間二シリング。電話|東《イースト》一七一五番、または事務所に照会せよ。....
奇賊は支払う」より 著者:海野十三
三日間思うままに使用したじゃないか。すると彼奴はかねての広言に従って、私に対して使用料を払うべきだ。……どこにその使用料を置いていっただろうか」 猫々はそれか....
だいこん」より 著者:久生十蘭
の月桂樹の根元に、ルルがそとへ散歩にいくときの御成門がある。ルルの私設道路だから使用料がいるが、そこをぬけて崖を這いあがると、花籬《パーゴラ》と南瓜畑にされた花....
春宵因縁談」より 著者:佐藤垢石
演説会場に使った政治家は、それまで例がない。そのはずだ。一夜に五百円という大枚の使用料をとられるのであるから、金持ち候補でなければ手が出せないのである。いかにも....
「プラーゲ旋風」の話」より 著者:山下博章
たのは、無軌道の蹂躙戦法であった。楽壇人が一致してプラーゲ管理の楽曲に対し一文も使用料を支払わず、滅茶苦茶に其の権利を侵害することにすれば、プラーゲも兵糧が欠乏....