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「侍御〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

侍御の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
陸判」より 著者:田中貢太郎
ような筋がぐるりに著いて、上と下との肉の色がはっきりと違っていた。 その時|呉侍御という者があって、美しい女を持っていたが、二度も許婚をして結婚しないうちに夫....
続黄梁」より 著者:田中貢太郎
いた。また郭太僕がかつて自分をにらみつけたことを思いだして、そこで、呂給諫、及び侍御の陳昌たちを呼んで謀を授けたが、翌日になると郭太僕を弾劾した上書が彼方此方か....
十二支考」より 著者:南方熊楠
む。巫男子の衣を著け冠※《かんさく》帯素し皇后と寝居し相愛夫婦のごとし、上聞いて侍御を究治す。巫后と妖蠱《ようこ》呪詛《じゅそ》し女にして男淫するを以て皆|辜《....
小翠」より 著者:田中貢太郎
は狐が来て、雷霆の劫を避けていたのだ。」 後、果して少年で進士になり、県令から侍御になった。その王は元豊という子供を生んだが、ひどい馬鹿で、十六になっても男女....
三国志」より 著者:吉川英治
ただちに大軍を下江させて、呉を伐ち取らんか」 と提議したが、折ふし都へ来ていた侍御史張紘がそれを諫めて、 「人の喪に乗じて、軍を興すなどとは、丞相にも似あわし....
三国志」より 著者:吉川英治
とになろう。彼は数日、庁の奥にとじ籠って対策をねっていた。 ここに丞相府の治書侍御史参軍事で陳群、字を文長というものがあった。彼が曹操に向っていうには、 「玄....