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「供奴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

供奴の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
春の盗賊」より 著者:太宰治
いあらための、いまは行いすました悟り顔、救世軍か何か。似ているぞ。また、叱られた供奴《ともやっこ》の、頭かきかき、なるほどねえ、考えれば考えるほど、こちとらの考....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
掻い繰って、草木森々たる峠路を伊那から諏訪へ歩ませて行く。進物台、挿箱、大鳥毛、供奴、まことに立派な使者振りである。 中一日を旅で暮らし、その翌日諏訪へ着いた....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
、手前はな、番所|叩《たて》えて人数を貰え、仏の始末だ。俺か、おいらあ甚右様々の供奴。宜えか、二人とも御苦労だが頼んだぜ。うん、落合う所か――こうっと、待てよ。....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
蔓細千成、茄子の花、おはぐろつけたて中年増、 黄と白、赤の葱坊主、毛槍かつげば供奴、 人蔘の花、八重垣姫の花かんざしの額髪、 花の痛いは種|牛蒡、勧進帳の....