侮慢[語句情報] »
侮慢
「侮慢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
侮慢の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を訴えた直躬者《ちょっきゅうしゃ》同然だ。かかる無用の事を聞かせて異種殊俗の民に
侮慢の念を生ぜしめ、鼎《かなえ》の軽重を問わるるの緒を啓《ひら》いた例少なからず....
「化銀杏」より 著者:泉鏡花
面目にして、人のその笑えるをだに見しものもあらざれども、式のごとき白痴者なれば、
侮慢は常に嘲笑となる、世に最も賤まるる者は時としては滑稽の材となりて、金沢の人士....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
しきやなど嘲り戯れつつ……」
ところが、南渓子も、養軒子も、ほどなくこの嘲弄
侮慢《ちょうろうぶまん》からさめて、自身の面《かお》が、青鬼よりも青くならざるを....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
海女《あま》が来ているのでしょう。そこで海女が、時々思いきった広言を吐いて海人を
侮慢《ぶまん》することもあるが、その自慢も毒がないから、笑いに落つるだけのもので....