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侵略
「侵略〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
侵略の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「初めて見たる小樽」より 著者:石川啄木
して、我と我が天地を造らむとする人は、勢いまず奮闘《ふんとう》の態度を採《と》り
侵略の行動に出なければならぬ。四囲の抑制ようやく烈しきにしたがってはついにこれに....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
すべてを凌駕したものと言われている。 紀元一二三六年にコルドヴァはスペイン人に
侵略され、この有名な図書館の蔵書は次第に散逸した。そうして、それまで幾多のキリス....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
たことが誤解の原因と想像されるが、「最終戰論」は、これを虚心に見るならば、斷じて
侵略主義的、帝國主義的見解にあらず、最高の道義にもとづく眞の平和的理想を内包して....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
奥の地点を、わが陸軍の飛行隊が空中から襲撃を行ったときに当るのであって、憎むべき
侵略者の一団は悉く飛行機から打ち落す爆弾によって殺害せられたのです。而も我がセン....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
、主として航空機による攻撃力が増大したる結果である。当局は、敵国航空機の日本本土
侵略に対し、充分なる準備と重大なる覚悟とを有するものであるが、元来航空機の侵入を....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
相補わない道理はない。諸君は心の落ちつきを失ってまで膨張発展を遂げた。われわれは
侵略に対しては弱い調和を創造した。諸君は信ずることができますか、東洋はある点で西....
「海底都市」より 著者:海野十三
ころへ住居をあけなければならなくなったのも、元はといえば、君たちヤマ族のあくなき
侵略に対抗するためだ。……こんどは別のところを見せる。こっちへ来たまえ」 オン....
「火星探険」より 著者:海野十三
が殖える一方資源が少くなって、大いに困っている。そのために永年にわたって火星への
侵略戦争を用意していたというじゃないか。地球人という奴は全く油断がならないよ」 ....
「地球要塞」より 著者:海野十三
き入っていたが、 「まあ、その辺で、話の筋は分った。いずれにしろ、大東亜共栄圏を
侵略しようという敵国の肚《はら》の中が、手にとるように分る。黒馬博士に、とつぜん....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
腕で相手の兜を打ち割り、頭蓋骨や脳を打ち砕き、他の迷える幽霊とともに未知の世界を
侵略しているようにも見える。もし出来るものならば、僕はあの鏡のうちの部屋に住みた....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
やかした。かの八幡船といい、胡蝶軍と呼ばるるのが即ちそれである。明国でも多年その
侵略になやまされて、幾たびか我が国に使者をつかわして其の取締り方を頼んで来たが、....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
るだけなら、忍んで小さくなって辛抱出来ない事もなかろうが、圧迫が進んで侮辱となり
侵略となったらドウする。国際公法だの仲裁条約だのというはまさかの時には何の役にも....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
ど励ますであろうかは、すぐに分ることだ。 なおこの外でも、この世紀の間の人知の
侵略の迅速さを見よ。またその大胆さを見よ。 「思い切ってやって見ろ」というのが....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
源をなすものは、おたがいの独立は尊重する、領土は尊重する、内政の干渉をやらない、
侵略はしない、互恵平等の立場にたって、そうして新しい安全保障体制というのがとうぜ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
は連邦であるが既に大国家とも見る事が出来る。日本はその実力によって欧米覇道主義の
侵略を排除しつつ、一個の集団へ結成せんとしつつあるが、我が東亜は今日最も不完全な....