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便秘
「便秘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
便秘の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
人はインスピレーションを得るために毎日渋柿を十二個ずつ食った。これは渋柿を食えば
便秘する、
便秘すれば逆上は必ず起るという理論から来たものだ。またある人はかん徳利....
「山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
眼だもんですからカスカラとカルモチンを間違えて服んだんですね。朝寝の人間には常習
便秘が多いんですから……」 「……ハハア……」 と医者が感心してタメ息を吐いた....
「追憶」より 著者:芥川竜之介
。 九 夢中遊行 僕はそのころも今のように体の弱い子供だった。ことに
便秘しさえすれば、必ずひきつける子供だった。僕の記憶に残っているのは僕が最後にひ....
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
多くなりました。湯の温度は百六十三度|乃至百五度ぐらいで、打撲金瘡は勿論、胃病、
便秘、子宮病、僂麻質私などの諸病に効能があると申します。西は西山、東は上野山、南....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
「それが今日は特に悪い」 「いやはやどうも、お口の悪いことで」 「お前、今日は、
便秘だろう?」 「いえ、そうでもございません」 「なあに、そうだよ、
便秘に相違な....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
て、婦人科のお医者が、丸い女につきものといういろんな条件、頭痛だとか不眠だとか、
便秘だとかは一つもないのですものね。そして、やっぱり内科のお医者がそうだろうと思....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
品なり。烏賊《いか》、章魚《たこ》、海老、蟹《かに》は総ての胃病に禁ずべし。 ○
便秘者に菓物《くだもの》野菜牛乳等を与うべし、煮たる杏は最も便通に功あり。 ○痔....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
らず。 ○小児に乳を飲ましめる母親が運動不足する時は乳の質悪くなりて多くは小児の
便秘を起すものなり。 第三百五十五 牛乳の相場 この一言に坐客《ざかく》興....
「ダルマ船日記」より 著者:山之口貘
ようが、生理のためには、悠々と船端にしゃがんでいる彼等である。いつになったら僕も
便秘をしなくなるだろう。 水神丸の仕事としては、鉄屑の運搬である。このダルマは....