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「俗世界〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

俗世界の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
連環記」より 著者:幸田露伴
るようになったので、予ての心願に任せて至極安穏に、時至って瓜が蔕から離れるが如く俗世界からコロリと滑り出して後生願い一方の人となったのであろう。保胤の妻及び子は....
ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
全然|葬られてしまうことになる、諸君は学生の分を知らなければならん、学生は決して俗世界のことに指を染めてはならん、ただ、私は諸君にいう、ジョン・ブライトは『正し....
クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
た。で、それを被るように相手に頼んだ。 「何!」と幽霊は叫んだ、「お前さんはもう俗世界の手で、私の与える光明を消そうと思うのか。俗衆の我欲がこの帽子を拵えて、長....
源氏物語」より 著者:紫式部
たが取り残されて寂しく暮らすことを思うのは、堪えられないことなので、こうしてまだ俗世界に残っているのに、逆にあなたが私を捨てようと思うのですか」 こんなにばか....
源氏物語」より 著者:紫式部
の歎きを顧みると、この絆が遁世の実を上げさすまいと考えられて、自己を紛らしながら俗世界にいるうちに、ついに生きがたいほどの物思いを同時に二つまで重ねてする身にな....
源氏物語」より 著者:紫式部
けなのです。宮様はすでに私の気持ちをお知りになっておられますのに、あなた様だけが俗世界の一人としか私をお認めくださらないのは残念です。世間を超越された宮様のこの....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
知らせた後に、鎮められてから、ちょうど十二年たったに過ぎなかった。それとは違って俗世界の出来事であるが、ただの音信が、つい先頃、アメリカにおける英国臣民の会議か....
日本男子論」より 著者:福沢諭吉
き》ならざる人生の難業ともいうべきものにして、既にこの業を脩《おさ》めて顧みて凡俗世界を見れば、腐敗の空気充満して醜に堪えず。無知無徳の下等社会はともかくも、上....
「草紙洗」を描いて」より 著者:上村松園
れた夢幻の境地であり、また現実の境地でもあります。騒音雑然、人事百端とも申すべき俗世界の世の中から、足一たびこの能楽の境域にはいりますと、そこには幽雅な楽器が、....
慶応義塾学生諸氏に告ぐ」より 著者:福沢諭吉
が国人は教育の熱心自から禁ずること能わず、次第次第に高きを勉めて止まるを知らず、俗世界はいぜんとして卑《ひく》く、教育法はますます高く、学校はあたかも塵俗外《じ....
成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」より 著者:福沢諭吉
者の輩も人に悪《にく》まれ人に忌《い》まるるその中に、時勢やむをえざるよりして、俗世界のために器《うつわ》として用いらるるの場合となり、余が如きも、すなわちその....
小学教育の事」より 著者:福沢諭吉
さんだ》あり。兵庫の隣に神戸《こうべ》あれば、伊勢の旧城下に神戸《かんべ》あり。俗世界の習慣はとても雅学先生の意に適すべからず。貧民は俗世界の子なり。まず、骨な....
俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
酸も舐めないで、つまり若い時分から俳句を作っているために、わけも分からずに人生を俗世界と罵って、そうして高い所に立つというごときふうに見えるのはもっともよくない....