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「俚俗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

俚俗の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
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十二支考」より 著者:南方熊楠
基づいて狼を霊物としたのが少なからじ(一八九六年版、クルックの『北印度俗宗および俚俗』二巻一五二―三頁。一九二四年版、エントホヴェンの『孟買《ボンベイ》俚俗』六....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ラウン『俗説弁惑《プセウドドキシア・エピデミカ》』三巻七章、スコッファーン『科学俚俗学拾葉《ストレイ・リープ・オヴ・サイエンス・エンド・フォークロール》』三四二....
十二支考」より 著者:南方熊楠
てふ緑色の蛇を捕え、その蟠《わだかま》る形を種々の卦《け》と名づけ、禍福を判断し俚俗これを信ずと出《い》づ。『酉陽雑俎』に、蛇|交《つる》むを見る人は三年内に死....
十二支考」より 著者:南方熊楠
前に春分を以て交わるといったでないか、日本でもその通りと見え、内田邦彦氏の『南総俚俗』に、世の始めに諸動物神前に集まり性交について聞く、神、誰は年に一期、彼は年....
十二支考」より 著者:南方熊楠
庫本一巻七章および註。『大英百科全書』十一板六巻六二二頁。ハズリット『諸信および俚俗』一巻一三二頁)。一八七〇年板、スコッファーンの、『科学俚伝落葉集』三四二頁....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、この一族は犬肉を喫《く》えば死んだという(一九〇八年版ゴムの『歴史科学としての俚俗学』二八六頁)。ただし犬をトテムと奉じたは犬の忠誠に感じての例多かったはずな....
十二支考」より 著者:南方熊楠
学雑誌』第三二巻十号三一三頁)。これだけでは何の訳か知れねど、内田邦彦氏の『南総俚俗』一一〇頁に「ある時、蝮病でシの根(茅《かや》の根の事なれどここはその鋭き幼....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
あります。しかも、茂太郎が席を設けようかと思案しているあたりの小さな二つの塚は、俚俗に首塚、胴塚ととなえられる二つの塚であります。治承《じしょう》四年の十月には....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、一九二三年板エヴァンスの『英領北|婆能《ボルネオ》および巫来《マレー》半島宗教俚俗および風習の研究』二七一頁)。わが国でも鼠落しを掛くるに小声でその事を話し、....
上野」より 著者:永井荷風
得タリ。中略現在|大楼《オオミセ》ト称スル者今其ノ二三ヲ茲ニ叙スレバ即曰ク松葉楼俚俗大松葉ト称ス即創立松葉屋是也曰ク甲子楼即創立大黒屋是也曰ク八幡楼、曰ク常盤楼....
濹東綺譚」より 著者:永井荷風
写真館、玉の井|稲荷《いなり》の如きは、いずれも以前のまま大正道路に残っていて、俚俗《りぞく》広小路、又は改正道路と呼ばれる新しい道には、円タクの輻湊《ふくそう....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
けている象から何尺か後ろに身を置いているものだと――これも幼少からよく聞いていた俚俗の狐狸学を思い出して、伊織は固唾をのんでいたのである。 だが。 騎馬の女....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
れてから後のもので、その以前は、船島とよばれていたし、その船島という名も、附近の俚俗の呼び慣わしで、一般の地理的な眼にはほとんど入らなかった一小島に過ぎなかった....
山の人生」より 著者:柳田国男
撲殺した時代よりも、またずっと後年の田舎の事であった。 内田|邦彦君の『南総之俚俗』の中に、東上総の本納辺の慣習として、鬼子が生まれると歳神様へ上げた棒で叩く....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
が、僅かにこの偶然の記録にばかり、保存せられていて我々をゆかしがらせるのである。俚俗と文芸とを繋ぎ合わせようとする試みは、なるほど最初からの俳道の本志であったに....