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「保育〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

保育の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
にわれらの郷土日本においては脚下の大地は一方においては深き慈愛をもってわれわれを保育する「母なる土地」であると同時に、またしばしば刑罰の鞭をふるってわれわれのと....
「保姆」の印象」より 著者:宮本百合子
の制作に何となし期待させるものがあったと思う。 シナリオを書くのも随分根気よく保育所の毎日の生活を一緒に経験しつつ、作られて行ったときいている。 勤労の生活....
「市の無料産院」と「身の上相談」」より 著者:宮本百合子
育てられないほど困った時には、附属の乳児院の方で六ヵ月乃至一年間預り、または院外保育児として、里子に出し、その費用も同院でフタンする。 この産院は、これまでに....
私たちの建設」より 著者:宮本百合子
ければならないという事情である。そういう婦人を働かせるために、かねてから託児所や保育所の設備を持っていた工場は実に少い。急に女子労務者が激増しても、その条件にふ....
人間の結婚」より 著者:宮本百合子
応じた社会的職業と母性の完成との関係を、社会問題として解決している。姙娠、出産、保育の仕事は、女を女として認める男女同権の社会でこそ、社会的な仕事として設備され....
砂糖・健忘症」より 著者:宮本百合子
るがしている牛込の産婆の嬰児殺しも、この未解決な社会問題にからんでいる。民主主義保育連盟が子供の生きてゆける場所の建設について、具体的に動こうとしはじめているこ....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
育民主化協議会、児童文化協議会、日本美術会、新俳句人連盟、新日本建築家集団、民主保育連盟、職場美術協議会、自立演劇協議会、自立楽団協議会、文化サークル協議会。 ....
百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
かけなければならぬ、そこで、塾の青年にこの仔猫と、猫飯皿とを与えて自分が帰るまで保育するように托して置いた。 それから二日程経て来て見ると、猫は何処へ行ったか....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
の年の八月、祖母は熱病に罹って死去した。私は三歳で実母に逝かれた以来、厚く深く、保育の恩を蒙ったのであるが、かかる一家の逆境に立っている際、それを悲しみつつ他界....
都会に於ける中流婦人の生活」より 著者:豊島与志雄
産なる彼女等は、二年か三年毎に一人ずつ子を設ける。そして赤児から三歳ぐらいまでの保育が、幾回となく繰返される。三歳以上になると、次の児が出来るので、重に女中の手....
高千穂に思う」より 著者:豊島与志雄
京に於て、上野の山の杉の古木は年々枯死してゆくし、代表的名園たる後楽園の樹木は、保育保存に多くの苦心を要するとかいう。 これに比ぶれば、城山を持つ鹿児島市の幸....
アド・バルーン」より 著者:織田作之助
うわけには行きません。とうとう探しくたびれてしまったところ、ちょうどそのころ今里保育園の仕事に関係していた弘済会の保育部長の田所さんがこの話を聴いて、――という....
虹の橋」より 著者:久生十蘭
母が死んだが、そのころは児童福祉法の里親制度といったようなものがなく、公共団体で保育をうけるほかはなかったので、あさひは小学校を終えるまで東京養育院の板橋本院に....
日記」より 著者:宮本百合子
。 真水に会う。醜悪な人達だ。昨日神保町の停留場で腹がたつまで私を見て居た人が保育会の会員だとかで挨拶をする。 帰りの電車に或る病的な欲情に支配されて居る男....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
に対し、今度こういう名の子がこの家に誕生しましたからこの後は尊き神達の守護の下に保育されんことを希うというて読経供養をする。この読経供養は新派の僧もあれば古派の....