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保護国
「保護国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
保護国の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
た。」 Lは一応の挨拶がすむと、Mの通訳でこう言った。Lは軍人で、朝鮮が日本の
保護国となった最初からの(九十五字削除)。 こうして僕は一時間ばかりLと話しし....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
寄港し、続いて立寄ったエジプトもこれまた独立国と云うのも表面だけで、やはり英国の
保護国であるようなわけで日本を出でてより海上四十日間、ことごとく英領をすぎる。そ....
「ガルスワーシーの家」より 著者:岡本かの子
くさと玄関へ出かけて行った。二人の日本人は夫妻の其の態度に老英帝国がインド聯邦を
保護国として迎える態度を聯想した。賑やかに入って来た客は印度婦人服独特の優雅で繚....
「日本上古の硬外交」より 著者:国枝史郎
文化的になったばかりの国であり且東海の叢爾たる島国である。日本の如きは寧ろ支那の
保護国ともいうべきものである。しかるに何んぞ対等の礼を執ったる国書を持来たすとは....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
調べをして帰られた。で、その取調べの結果を公にしたところで、英領インド政府はその
保護国なるシッキムとチベットとの国境を定めようという意向であった。その時分にチベ....