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「保険料〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

保険料の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
彼は昔の彼ならず」より 著者:太宰治
せて置いてあるのじゃないよ。地代だって先月からまた少しあがったし、それに税金やら保険料やら修繕《しゅうぜん》費用なんかで相当の金をとられているのだ。ひとにめいわ....
夫婦善哉」より 著者:織田作之助
いっていたのか、こっそり郵便局の簡易養老保険に一円掛けではいっていたので五百円の保険料が流れ込んだのだ。上塩町に三十年住んで顔が広かったからかなり多かった会葬者....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
う。しかしその場合も家賃を払わない代り、家屋の建築費およびその利子、地代、諸税、保険料を合算するとほぼ家賃と同額になる。いずれにしても家賃だけのものは要るのであ....
経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
有っていた比較的な得点を破壊するかもしれず、または戦争の結果その運送上の船賃及び保険料が騰貴したために、それはもはや以前にそれが輸出された国の国産品と競争し得な....
フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
ら、アルハンゲリスクへ向って立ち、そこで船を借りるつもりですが、これは持ちぬしに保険料さえ払えばたやすくできるはずです。また、捕鯨に馴れた連中のうちから必要とお....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
さねばならぬ。私はこの市場を求めても、見出すことが出来ない。これ、私が(償却費と保険料とを捨象して)iを方程式 から導き出すことを主張するゆえんである。ここで ....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
するだけで足る程度である。そしてもしその後の戦争による特殊事情、すなわち船賃及び保険料の騰貴とナポレオンの勅令が、外国穀物の輸入を極度に困難にし高価にしなかった....
バットクラス」より 著者:岡本かの子
る建築にあまり手をつける事は賛成出来ない。骨董的価格を減損するというものだ。自然保険料を値上げしなければならない」 と彼女の夫に忠告したからである。 この邸....
凍雲」より 著者:矢田津世子
。 「いやあ、その県下の工場へは、菅原さんが出したって話だがね。そいつがどうも、保険料を融通したんで、その埋合せをあぶらやに頼んだところが、約束ばかりでね。さっ....
明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
新貨を以て横浜で受取たいと願出ましたにつき、聞届ました。残金だけの船賃と請負金(保険料)を横浜までの積りでくれてやるまでのことです。」 新造幣寮は大阪の住友....
人格の養成」より 著者:新渡戸稲造
御深切なお話のあとで、私は何も附加えることはない、殊《こと》にあなた方はもう既に保険料をお払済になッたろうと思うのである。私《わたくし》もしばしばこの保険会社の....