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信憑性
「信憑性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
信憑性の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
私です」と自首して出た。自供をきいていると犯行当時の模様についてあまりにも詳しく
信憑性があるので同署では東京地検に連絡して堂守殺人事件を調べてみると意外にも次の....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
て、それ自体、証人なんです。この部分は、修正しようにも、できないから、法律的にも
信憑性《しんぴょうせい》があるわけでしょう」 ボーイが、電話だといいにきた。芳....
「チェーホフ試論」より 著者:神西清
情熱の烈しさそのもののうちに紛れもなく彼の全人格を投射するという不思議な真実性と
信憑性をもっている。ところがチェーホフの場合はまるで違う。彼は嘘をつきたいなどと....
「哲学の現代的意義」より 著者:戸坂潤
点を理解しない者は、終局に於て文化の敵となるだろう。思想への信頼は、思想の科学的
信憑性以外からは出て来ない。そうでない思想信頼は、「ひとのみち」的現象でしかない....
「澪標」より 著者:外村繁
憶の限りでは、祖父らしい者という方が正しいかも知れない。 この私の記憶はかなり
信憑性があるように思われる。実際にも本家の内玄関は薄暗い。祖父は奥から逆光線を受....