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信者
「信者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
信者の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
ません。前にも私が往来で見かけましたように、摩利の教を誹謗《ひぼう》したり、その
信者を呵責《かしゃく》したり致しますと、あの沙門は即座にその相手に、恐ろしい神罰....
「子供の病気」より 著者:芥川竜之介
の御利益《ごりやく》ででしょう?」妻は母をひやかした。しかし法華経《ほけきょう》
信者の母は妻の言葉も聞えないように、悪い熱をさますつもりか、一生懸命に口を尖《と....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
自由思想家
自由思想家の弱点は自由思想家であることである。彼は到底狂
信者のように獰猛《どうもう》に戦うことは出来ない。
宿命
宿命は後悔....
「俊寛」より 著者:芥川竜之介
》るように、自然と湧《わ》いて来なければならぬ。おれはどこまでも自力《じりき》の
信者じゃ。――おお、まだ一つ忘れていた。あの女は泣き伏したぎり、いつまでたっても....
「或る女」より 著者:有島武郎
。木部は寝ても起きても夢の中にあるように見えた。二十五というそのころまで、熱心な
信者で、清教徒風《せいきょうとふう》の誇りを唯一の立場としていた木部がこの初恋に....
「星座」より 著者:有島武郎
ャンらしかった。俺も相当|鞠躬如《きっきゅうじょ》たらざるを得なかった。知合いの
信者の家に空間があるかもしれないからいっしょに出かけてみようといって、学校から七....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
史が曖昧で判らない、どれが本当か判らないと言って、みずから慰めています。そういう
信者は結構でしょう。そうでない人は信用しない。一天四海皆帰妙法は夢となります。 ....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
にし、氣魄ある人々の奉仕によつて行わるべきものとなりつつある。 私は日蓮聖人の
信者であるが、日蓮聖人が人類救濟のために説かれた「立正安國」の教えは、「主義によ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
者はむしろ右の小櫻姫かも知れないのであります。 つまるところ、本書は小櫻姫が通
信者、T女が受
信者、そして私が筆録者、総計三|人がかりで出来上った、一|種特異の....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
るようになった。 『最初|此等の通信を、スピリチュアリスト紙に発表するに当り、通
信者達は全部に修正を施したが、内容の実質には、少しの変化もなかった。爰に発表した....
「我が宗教観」より 著者:淡島寒月
もありました。こんな具合でしたから高橋の本誓寺という寺の和尚などは、寒月氏が基督
信者とはどういうわけだろう、といって不思議にしていましたが、自分のは豊公がイエズ....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
ですか、この頃は?」 「不相変神経ばかり苛々してね」 「それは薬でも駄目ですよ。
信者になる気はありませんか?」 「若し僕でもなれるものなら……」 「何もむずかし....
「赤いくつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
のせて、神聖な洗礼のことや、神さまとひとつになること、これからは一人前のキリスト
信者として身をたもたなければならないことなどを、話してきかせても、自分のくつのこ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
プスというて、後に化学会の会長になった人もあり、アボットというて、クエーカー宗の
信者で、商店の番頭をしておった人もある。後までも心易く交際しておった。アボットと....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
程度のものを読んでいる中に突如、一大電撃を食らった。私は大正八年以来、日蓮聖人の
信者である。それは日蓮聖人の国体観が私を心から満足せしめた結果であるが、そのため....