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「修する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

修するの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
魔法修行者」より 著者:幸田露伴
とは書かぬが、やはり他の天部夜叉部等の修法の如くに、相伝を得て、次第により如法に修するものであろう。東京近くでは武州|高雄山からも、今は知らぬが以前は荼枳尼の影....
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
興教大師)は、 「もし自分のいうことが、うそいつわり」 といっていますが、その修するというのが、この修慧です。だから三慧のうちで、この修慧がいちばんほんとうの....
音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」より 著者:寺田寅彦
君の伯母三人のオールドミスが姫君の病気|平癒を祈る場面がある。それが巫女の魔法を修する光景に形どって映写されているようであるが、ここの伴奏がこれにふさわしい凄惨....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
いというものもある。 水戸を背景として、筑波によることも決して拙策ではないと補修するものもある。 それよりも手っ取り早いのは、もう少し手強く江戸の内外を荒し....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
眼を驚かさぬはありません。但し、眼を驚かすために描かれたのではなく、密教の秘法を修する一大要具として描かれたものに相違ございませんが、絵そのものが、たしかに素人....
湯女の魂」より 著者:泉鏡花
ありますが、もっともこの宗門の出家方は、始めから寒垢離、断食など種々な方法で法を修するのでございまして、向うに目指す品物を置いて、これに向って呪文を唱え、印を結....
照葉狂言」より 著者:泉鏡花
釜かけたる湯の煙むらむらとたなびく前に、尼君一|人薄茶の手前したまいぬ。謡の道|修するには、かかることもするものなり。覚えあれば、跫音立ててこの静さ損なわじと、....
再び科学的精神について」より 著者:戸坂潤
典によってである。この際経典は科学的研究資料としての文献ではなくて、信仰の・学を修するための・教えを垂れるための・権威であるということは、一切の教学家が口を揃え....
科学上における権威の価値と弊害」より 著者:寺田寅彦
もだんだんに専門の数が増加しその範囲が狭くなる。この勢いで進んで行けば物理学を学修するという事はなかなか困難な事になる。人間の能力がこれに比例して増進しない限り....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
るが、しかも父の強い個性は徒らな風流を欲しなかった。朝茶の炉手前は何かしら苦業を修する発端で、その日も終日不可解の茶の渋味を呪法に則るごとき泡立てに和らげて、静....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
た。そうして二年目になって、生徒は、絵画なり、木彫なり、自分の志望の科を選んで専修することになっていたので、普通科の二年間に生徒は充分自分の適当と思う道を撰むこ....
憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
。二十日の暁に至って大松明の事、引続き竹ならし切の事、鳴鐘。午刻出仕して蓮華会を修する。すなわち竹伐修行の事で、法会、列讃、行道賛。伽陀畢って相図指揮の事、法師....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
なしたもので、その実私は二十五歳で出家してから、寺や宗門の事務の為に充分仏道を専修することが出来なかった。一切蔵経を読んで居る中においてもときどき俗務に使われる....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
うが、第一に文学や哲学の専門科これなく、ただアーツの科目の下にて論理学、哲学を兼修するに過ぎず。 アーツ科(古文学、歴史学、論理学および哲学、数学、近世語学) ....
法然行伝」より 著者:中里介山
えりける。 法印香炉をとり高声念仏をはじめ行道したもうに。大衆みな同音に。念仏を修すること三日三夜。こえ山谷にみち。ひびき林野をうごかす。信をおこし縁を結ぶ人お....