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修好
「修好〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
修好の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「開化の良人」より 著者:芥川竜之介
た近頃になって、すっかり開化なるものがいやになってしまった。』私『何んでも旧幕の
修好使《しゅうこうし》がヴルヴァルを歩いているのを見て、あの口の悪いメリメと云う....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
ったなら。もしその黒船が力に訴えても開国を促そうとするような人でなしに、真に平和
修好の使節を乗せて来たなら。古来この国に住むものは、そう異邦から渡って来た人たち....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
われない。岩倉大使が欧米歴訪の目的は、朝廷御新政以来の最初の使節として諸外国との
修好にあったらしく、条約改正のことはその期するところでなかったとも言わるる。むし....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
《ちゅうとん》部隊に、権判官はこちらから出向いて行った、当人は対等の儀礼をもって
修好を申しこんだつもりではあったろうが、これが彼奴《きゃつ》らめをつけあがらした....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
宗は秀吉に信書を通ぜしめている。如才無い家康は勿論それより前に使を政宗に遣わして
修好して居る。家康は海道一の弓取として英名伝播して居り、且秀吉よりは其位置が政宗....
「汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
るべきものとして、すでに三〇年代から米国の予算にはいっていた。一八三二年のアジア
修好使エドムンド・ロバーツにたいしても、シャムその他の後にするも可なりという但書....
「福沢諭吉」より 著者:高山毅
だけでは、日本をほんとうに開国させたということにならないので、アメリカは、ぜひ、
修好通商条約(商売のとりきめ)をむすぼうとかんがえるようになりました。そのため安....
「三国志」より 著者:吉川英治
彼の意見を徴すべく呉帝は待ちわびていた。 「どうしたものだろう、蜀の要請は」 「
修好の約ある以上、容れなければなりますまい。けれど、多くを蜀に労させて、呉はもっ....