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修理
「修理〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
修理の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「羅生門」より 著者:芥川竜之介
きぎ》の料《しろ》に売っていたと云う事である。洛中がその始末であるから、羅生門の
修理などは、元より誰も捨てて顧る者がなかった。するとその荒れ果てたのをよい事にし....
「忠義」より 著者:芥川竜之介
一 前島林右衛門《まえじまりんえもん》
板倉
修理《いたくらしゅり》は、病後の疲労が稍《やや》恢復すると同時に、はげしい神経衰....
「演技指導論草案」より 著者:伊丹万作
一方では照明の修正、カメラの操作テスト、録音に関する整備、小道具の充足、大道具の
修理などが行われる。 一、大体の見当がついたら綜合的テスト。 一、十分に見当がつ....
「火星探険」より 著者:海野十三
日のように校庭で山木と河合とにねだるのだった。 或る日ネッドは、山木と河合とが
修理のため牧場の自動車小屋へ行くと後からついて来て、ぜひ連れて行けとねだるのだっ....
「天守物語」より 著者:泉鏡花
八)岩代国猪苗代、亀の城、亀姫。(二十ばかり)姫川図書之助。(わかき鷹匠)小田原
修理。山隅九平。(ともに姫路城主武田播磨守家臣)十文字ヶ原、朱の盤坊。茅野ヶ原の....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
さま仏さまへおまかせしておこう。それでぼくたちは、それまでのあいだに、できるだけ
修理をやってみようじゃないか」 「だめだろう。あと五分生きているか、十分生きてい....
「怪塔王」より 著者:海野十三
なにも口をきかなくなってしまいました。 すぐ近くに見える怪塔ロケットは、舵機を
修理したらしいところ、また機体のところにペンキのぬりかえられているところから見て....
「棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
のだ。しかし遂にいつまで待っても電車は来ないことが分った。また汽車の方もレールの
修理がその日のうちにはとても間に合わぬと分って、どっちも駄目になってしまった。 ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
、あそこは私の縁づいた三浦家の領地内なのでございます。で、三浦家ではいつも社殿の
修理その他に心をくばり、又お祭でも催される場合には、必ず使者を立てて幣帛を献げま....
「不周山」より 著者:井上紅梅
髪の水を絞り、分けて左右の肩に載せ、勇を鼓して方々から蘆を抜き採ったが、彼女は「
修理してからにしよう」という考えを定めたのであった。 彼女は、この日から、昼も....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
室なりから、これを講堂に持ちはこび、用が済めば奇麗にして元の所に戻して置くこと。
修理を要するような場合には、幹事に報告し、かつ色々の出来事は日記に一々記録して置....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
た筆者も酔が廻った。この筆者の私と、談者の私と、酔った同士は、こんがらかっても、
修理を捌くお手際は、謹んで、読者の賢明に仰ぐのである。 「何、唄をお聞きになる、....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
の、今後この小屋で休泊するものは、大いに便利だろう、何か適法を設け、各処の小屋の
修理や食器等の備え付をしたいものだ。此処で残飯を平らげ、鞋の緒をしめ、落合の小屋....
「透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
いわね」 おかみさんは、こう言いながら、時計屋が片手にぶらぶらとぶらさげている
修理道具のはいったふくろを見た、とたん、いいことを思いついた。それは、 (テッデ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
はサボナから西北方アルタールを越える道路(峠の標高約五百メートル)が最良で、少し
修理すれば車を通し得る状態であった。ところがナポレオン着任当時のイタリア軍の状態....