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俳徊
「俳徊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
俳徊の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白金之絵図」より 著者:泉鏡花
可懐さに、あの日、その邸の用も首尾すまいて、芝の公園に参って、もみじ山のあたりを
俳徊いたし、何とも涙に暮れました。帰りがけに、大門前の蕎麦屋で一酌傾け、思いの外....
「運命」より 著者:幸田露伴
明らかに、其の高風大業を挙げ、而して再拝|一哭すというに至る。性情|行径相近し、
俳徊感慨、まことに止む能わざるものありしならん。又別に、春日劉太保の墓に謁するの....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
寄って、そのまま一房に合宿していた。 主君救出の目的で、春以来、この伊丹附近に
俳徊していた姫路の士たちであるこというまでもない。 初めは十三名であったが、老....