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「俳聖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

俳聖の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
どもは、形のない形が見えるのです。心耳をすませばこそ、声なき声が聞こえるのです。俳聖|芭蕉のいわゆる 「見るところ花にあらずということなし、おもうところ句にあら....
カキツバタ一家言」より 著者:牧野富太郎
、歌人の間にはそれが頭にこびり付いて容易にその非を改むることができず、したがって俳聖、歌聖と仰がれる人でもみなこの誤りをあえてしているから、今日の人々の作り出す....
郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
今日において一種の流行観をさえ呈している。そして世の定評は、芭蕉と共に蕪村を二大俳聖と称するのである。 しかしながら多くの人は、蕪村について真の研究を忘れてい....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
から、史実非史実を交ぜて、ずいぶん世の毀誉褒貶にもてあそばれた方だが、ただ一つ、俳聖芭蕉と、あの世の隣組になれたことは、今日そこを訪う遊子にとっても、何か、気も....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
って行く光景を想像したもので、私は多分第一句の主人公は女性であろうと思っている。俳聖芭蕉の行脚をしていた頃までは、田舎の秋にはまだこういう情趣が普通に見られたの....