個体発生[語句情報] »
個体発生
「個体発生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
個体発生の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
うで実用性に基いて史的発達を遂げたものであり、従って数学教育の道も亦この数学史の
個体発生的に反覆する事になければならぬ。かくして数学教育の目的は科学的精神の獲得....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
のだと云っても、例えば或る時代は人類がどういう思想を持ったかとか、又は之を云わば
個体発生的に云って、人間の生涯のどの時期にどういう思考作用が発生するかとか、とい....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
正しい定位を取ることが出来ない。なぜなら、今の場合の発生学が取り扱う処の発生は、
個体発生に過ぎなかったからだ。
個体発生は少なくとも種族発生――もしそういう観念が....
「範疇としての空間に就いて」より 著者:戸坂潤
。即ち空間の発生の問題がそれである。発生という時人々は往々直ちに種属発生的な又は
個体発生的な発生に思い至るかのようであるが、併し少くとも空間表象に就いては、この....
「範疇の発生学」より 著者:戸坂潤
の翻訳が必要である。そうしないと現代的な世界観が出来上らない。所が系統発生が実は
個体発生において繰り返されているように、古代的範疇は近代的範疇と同時代に共存して....