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「偉業〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

偉業の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
あり、フランスより輸入されたる自由信仰あり、デンマーク自生の自由信仰ありて、この偉業が成ったのであります。宗教、信仰、経済に関係なしと唱《とな》うる者は誰であり....
恩讐の彼方に」より 著者:菊池寛
討つなどという心よりも、このかよわい人間の双の腕《かいな》によって成し遂げられた偉業に対する驚異と感激の心とで、胸がいっぱいであった。彼はいざり寄りながら、再び....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
に加えて、細心の思慮、縦横の才を蔵すればこそ、かの世界の魔境未踏地全踏破という、偉業の完成もできたわけだ。その第五話の「水棲人」とは?……折竹がやおら話しはじめ....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
で、これを阻止していたと見ることができます。 プロイセン軍はフリードリヒ大王の偉業にうぬぼれていたのでしたが、一八〇六年、イエーナでナポレオンに徹底的にやられ....
茶の本」より 著者:岡倉覚三
ているというだけで、われわれは彼らに敬意を表している。が、もしわれわれが、彼らの偉業を単に年代の古きゆえをもって尊んだとしたならば、それは実に愚かなことである。....
四条畷の戦」より 著者:菊池寛
にして崩壊したかを説かねばならない。 元弘三年六月五日、後醍醐天皇は王政復古の偉業成って、めでたく京都に還幸された。楠正成、名和|長年以下の凱旋諸将を従えられ....
近時政論考」より 著者:陸羯南
の一世の知識を開拓して余りありし所以なるか。ヴォルテル称揚して言えらく、「人類の偉業を失うや久し、モ君出でてこれを回復しこれを恢張せり」と。陸羯南の人となり、真....
運命」より 著者:幸田露伴
れざる帝のおわす例もあれど、明の祚は其の後|猶二百五十年も続きて、此時太祖の盛徳偉業、炎々の威を揚げ、赫々の光を放ちて、天下万民を悦服せしめしばかりの後なれば、....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
暗い世界に探り得たものこそ、その上つ代である。国学者としての大きな諸先輩が創造の偉業は、古ながらの古に帰れと教えたところにあるのではなくて、新しき古を発見したと....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
の一部の破壊であった。 だが飛行島は、あまりにも大きい。はたして豪胆勇士川上の偉業はとげられるであろうか。 試運転最後の頁 暗黒中でピストルの撃合が行....
ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
ばい、 清き心のますらおが、剣と筆とをとり持ちて、 一たび起たば何事か、 人生の偉業成らざらん。 うたっていくうちにかれの顔はますます黒く赤らみ、その目は輝き....
科学上における権威の価値と弊害」より 著者:寺田寅彦
理学を離れて Hypotheses non fingo という立場からあのような偉業をしたのもそうである。Huyghens, Young が微粒子説を打破したの....
特攻隊に捧ぐ」より 著者:坂口安吾
を以て敬愛したいと思うのだ。 強要せられたる結果とは云え、凡人も亦かかる崇高な偉業を成就しうるということは、大きな希望ではないか。大いなる光ではないか。平和な....
美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
是は定まり、国運は伸び、わけて文化の一新紀元が劃せられた。美の領域に於ける太子の偉業は今日から見て実に世界大なものがある。 聖徳太子の日本美顕揚の御遺蹟は現に....
瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
れんとする際|発病、終に起たれず。哀哉。 嗚呼、先生は我国の聖人なり。その碩徳偉業、宇宙に炳琅として内外幾多の新聞|皆口を極めて讃称し、天下の人の熟知するとこ....