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停電
「停電〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
停電の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
波数はちゃんと合っているのに……変だなあ、電波が消えたらしい」 「どうしたんだ、
停電かね」 ドレゴが訊いた。 「
停電じゃない。今まで受けていたテレビジョンの電....
「西湖の屍人」より 著者:海野十三
ーン」 という音響をきいたと思った。 漢青年は、ハッと気がついた。 「今夜の
停電というのが、これだ。そしてこれには、何か根本的の誤謬がある!」 彼は持って....
「白蛇の死」より 著者:海野十三
発しようとしていた。その申請書を書き始めた時、パッと室内の電灯が消えた。そして、
停電は珍しくも近来に無く一時間も続いたのである。 「どうしたと言うんだ、冗談じゃ....
「電気看板の神経」より 著者:海野十三
ほんの一秒間ほどパッと消えちまったのだ。そのあとは又元のように点いていたが……。
停電なら、外に点っている沢山の電燈も一緒に消えるはずじゃないか。ところが、パッと....
「赤外線男」より 著者:海野十三
。例の赤外線男が出て来そうな気配だったが、しかし仄暗いながら電灯がついているから
停電でもしない限り先ず大丈夫だろう。 映画検閲用の試写室は、思いの外、広かった....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
フスマ障子をあけさせ、水筒等を運び入れ、昌彦も壕内へ移させる。 ◯この日ラジオが
停電で黙ってしまい、東部軍管区情報が途中で伝わらなくなり、敵機隊の動勢は耳で爆音....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
消えている」 そこには、いつもは電池灯がついていて、室内を照らしていた。これは
停電に関係なく、いつでもついている電灯であった。それが今日は、運わるく消えている....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
らず、機械の間から花火は出、警報ベルは鳴りだすというえらいさわぎであった。そして
停電になった。 「あ、痛い」 「な、なんでしょう」 電気が来た。それと同時に高....
「海底都市」より 著者:海野十三
僕は辻ヶ谷君に合掌《がっしょう》した。 「だめだよ、僕を拝《おが》んでも……。
停電になると厄介《やっかい》だ。さあさあ、早くこの地下室から出よう」 辻ヶ谷は....
「火星探険」より 著者:海野十三
。怪音と共に艇はぐらっと傾いた。そして二三度宙に放りあげられた感じであった。と、
停電した。室内は応急灯だけとなり、人々の不安にみちた横顔へ深い影を彫りつけた。河....
「火星兵団」より 著者:海野十三
士の放送が、なぜその時、ぷつんと聞えなくなったのであろうか。
それは、放送局が
停電したわけでもなく、また機械が故障になったわけでもない。放送の監督をしている逓....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
ただその中に、蛍光色の計器の表だけがぴかりぴかりと光る。 「あ、たいへんなときに
停電だ」 「こら、誰もうごくな。うごくとうつぞ」 委員長ケレンコも、あわて気味....
「崩れる鬼影」より 著者:海野十三
さい」 「うむ――」 警部さんにつづいて私達も外を覗いてみました。両側の家は、
停電でもしているかのように真暗です。しかしヘッド・ライトに照らされて街並がやっと....
「売色鴨南蛮」より 著者:泉鏡花
出したのを、茶色のちょんぼり髯を生した小白い横顔で、じろりと撓めると、 「上りは
停電……下りは故障です。」 と、人の顔さえ見れば、返事はこう言うものと極めたよ....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
、看護婦が附添って、廊下を駆けつけて来たのに目礼をして、私は室へ戻ったですがね。
停電|暫時で行燈を点けるという、いや、酷い混雑。 その内に、 (おお、熱い事、....