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傍線
「傍線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
傍線の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「じゅりあの・吉助」より 著者:芥川竜之介
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「省線電車の射撃手」より 著者:海野十三
い小布が栞のように挿まっていて、矢印が書いてある。矢印の示すところには赤鉛筆で、
傍線のついている記事があった。表題は、「無線と雑音の研究」とあり、「大磯HS生」....
「地球盗難」より 著者:海野十三
横文字の書いてある原書を幾冊となく読み耽った。そして赤鉛筆でもってところどころに
傍線を加えていった。しかし一冊を読み終るたびに、彼は長大息した。 「……駄目だ。....
「黴」より 著者:徳田秋声
はないよ。」 これまで人生問題に没入したことのなかった先生は、ところどころ朱で
傍線を引いたその書物を笹村に勧めた。 断片的の話は、おりおり哲学にも触れて行っ....
「『吾輩は猫である』中篇自序」より 著者:夏目漱石
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「獏鸚」より 著者:海野十三
ところで、玲子の云う台辞がまるで違っている個所があった。そこで彼は台本の上に赤い
傍線をつけると共に、「カフェの送り出し」の一節のフィルムを別にして、監督へ報告の....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
い。苦しんではいけない、ぼくはそれを欲しない。(彼は紙が破《やぶ》けるほどの太い
傍線を右の言葉にほどこした。)君が苦しむなら、ぼくはどこに生きる力を見出せよう!....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
になってる詩で、一点符、二点符、三点符、横線符、休止符、大文字、イタリック文字、
傍線付の言葉などが、頭韻《とういん》法や反覆法――一語の、一行の、または全句の―....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
を縫いおかん】 「いつかは判ることだろうが、この数章の中に、二個所だけ、紫鉛筆で
傍線が引いてある―― Leaf(葉)と Crosslet(十字形)の下にだ。だが....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
まするとお。」と一々に演説口調でいう。 私は貼紙の傍まで行って、朱筆で、難点に
傍線を引いて、何かと指摘しては、こうむつかしくしてはいけないかなとも考えさせられ....