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傍題
「傍題〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
傍題の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
在そこらに沢山転がっている至ってお廉《やす》いしろ物であるから、奇異な談は出来|
傍題《ほうだい》だ。何はあれ梵天丸で育ち、梵天丸で育てられ、片倉小十郎の如き傑物....
「死者の書」より 著者:折口信夫
起しそうな房主でもなし。起したくても、起せる身分でもないじゃまで――。 言いたい
傍題な事を言って居る人々も、たった此一つの話題を持ちあぐね初めた頃、噂の中の大師....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ザラだったら可哀そうだもの、片方が、ね、これも姉さんの思いやり(!)
感想集は
傍題なしでやって見ましょう。表紙は寿江子がクレオンで旺な夏の樹木を描いたのをつか....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ですがどうかしら。「波瀾ある星霜」――明治大正昭和の婦人の生活とその文学。という
傍題をつけて。 きょうは中川一政へ表紙のことたのむ手紙をかきます。こういう本で....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
べるもののないゆたかさとありがたく思います。 さて、本の話です。『偉大なる夢』
傍題「伝記小説ヨハネス・ケプラー」という本で、ザイレというドイツの作家のものを、....
「時 処 人」より 著者:岸田国士
いうフランス人が今から二百年前に書いた世界的名著である。 「美味の生理学」という
傍題をもつこの書物の不思議な面白さは、読者が知らず知らず楽しい食卓に連れて行かれ....
「チェーホフの短篇に就いて」より 著者:神西清
完成した形式をもつ『中二階のある家』を取り上げてみよう。これは『画家の話』という
傍題のある、そしてチェーホフの抒情はついにここに凝ったのではないかと疑われるほど....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
天の栄えをわかつ時にのみ光栄なのである。 この本が「ある神学青年の手紙の束」と
傍題されたのは、その内容が広き意味におけるセオロジカルな課題として人生を考え、取....