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傚う
「傚う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
傚うの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
なり、地方の政治は紊れて、蝦夷に対する睨みが利かなくなりました。のみならず、上に
傚う下で、地方官はかえって蝦夷人を虐待して、私利をのみ図るという有様でありました....
「牡丹灯籠 牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
て独り立ち、色に在るの戒を犯し、多欲の求を動かし、孫生が両頭の蛇を見て決断せるに
傚うこと能わず、乃ち鄭子が九尾の狐に逢いて愛憐するが如くなるを致す。事既に追うな....
「科学的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
識論の類は認識論、という風に、二つのものを切り離して考える俗物自然科学者の習慣に
傚うからのことで、自然科学の研究そのものが、正に先に云ったように歴史的な認識に基....
「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」より 著者:戸坂潤
各の部門別を廃止する(即ちこれによって社会科学部及び哲学部も、従前の自然科学部に
傚うこととなったのである)。 b 凡てを総合研究会とし(部門研究会、合同研究会を....
「本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
原吉野が『昔、宇治の稚彦《わかひこ》皇子が遺教して、自ら骨を散ぜしめ、後世これに
傚う者があるも、これは皇子の事であって、帝王の迹《あと》にあらず、我国上古より山....
「世界新秩序の原理」より 著者:西田幾多郎
理から与えられると云ってよい。英米が之に服従すべきであるのみならず、枢軸国も之に
傚うに至るであろう。....