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「傭船〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

傭船の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
外に現われたことが分ったのだ。ゼムリヤ号は沖合に碇泊し、港内へは入らなかったが、傭船を以て給水を受けた。そして三時間後には愴惶《そうこう》として抜錨《ばつびょう....
上海された男」より 著者:牧逸馬
ことなどを聞出すのを忘れなかった。それまでが今度の遠洋航路の第一期で、それからは傭船《チャアタア》の都合で何処へ行くか判らないとのことだった。電報一つで世界中何....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
米利加から妻楊子を輸入した本人であることも、そしてそのために何艘の英吉利貨物船を傭船しなければならなかったか――すっかり知っているつもりです。』 『じつに恐るべ....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
す。 私ども四人が当時乗り込んでおりました貨物船室戸丸は、そのおり露西亜政府の傭船となっておりましたので、『|鷹の城』の襲撃をこうむることは、むしろ当然の仕儀....
沈黙の水平線」より 著者:牧逸馬
百哩を巡航させたし、B・A・Lは特にセエビン号―― The Sabine ――を傭船《チャアタア》して、九月十一日にケエプ・タウンを出帆して八十八日間、実に一万....
撥陵遠征隊」より 著者:服部之総
英米を弁じる由もなかったけれども、たしかに妙な船だった。船籍は米船だが、英商船の傭船として芝罘《チーフ》から商品を積んできたものとも記されており、多量の武器弾薬....