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傾覆
「傾覆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
傾覆の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「聖書の読方」より 著者:内村鑑三
家を建し愚人に譬えられん、雨降り大水出で、風吹きて其家に当りたれば終に倒れてその
傾覆大なりき。 と(七章二十一節以下)、実に強き恐るべき言辞である、僅かに三十歳....
「運命」より 著者:幸田露伴
地を与うること広く、権を附すること多きに基づく。太祖の天下を定むるや、前代の宋元
傾覆の所以を考えて、宗室の孤立は、無力不競の弊源たるを思い、諸子を衆く四方に封じ....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
くべき雨のぶつかり来るたび撓む姿、木の軋る音、復る姿、また撓む姿、軋る音、今にも
傾覆らんず様子に、あれあれ危し仕様はなきか、
傾覆られては大事なり、止むる術もなき....
「三国志」より 著者:吉川英治
世の事を以てしたもう。これによりて感激し、ついに先帝にゆるすに駆馳を以てす。後、
傾覆にあい、任を敗軍の際にうけ、命を危難のあいだに奉ぜしめ、爾来二十有一年矣。 ....